大切な着物を自社工場でゆっくり京洗い。
熟練の着物マイスターが丁寧に仕上げます。
親から子へ、人から人へ受け継がれる和服は、まさに百年身を飾る特別な装いです。当社では伝統ある友禅流京洗いにより、和服の風合い、色彩を損なわずに大切なお召し物を、40年以上の和服のクリーニング経験をもとに和服を知り尽くした職人が、一着ごとに完全手作業で丹念に仕上げます。シミ抜きはもちろん、丸洗い、洗い張りも安心してお任せください。
また、七五三や卒業式、成人式などでお使いになった後も、必ず汚れを落としてから収納されることをおすすめ致します。1回しか着ていないからと汚れや汗をそのままに収納してしまうとシミやカビが出てしまいます。七五三のご衣裳はまた譲られることもありますし、大事にしてあればお孫さんにも着て頂けます。うすいお色の振袖などは袖を切って訪問着としてまたお使いになれますので大切にして頂きたいと思います。
変色・縮み・シミなど、お客様がお気づきでないような不具合も熟練の目でじっくりチェックしていきます。
衿、袖口、裾など目立った汚れを、洗浄前に超音波で除去しやすいよう処理します。
全て手洗いで洗浄します。デリケートな素材や装飾が施されていたり、長年お召しになった和服も風合いを損なわないよう丁寧に手洗いします。
脱水後、専用の乾燥室で自然乾燥します。
前処理、洗浄でも除去できなかったシミを再度処理いたします。洗浄することによって浮き上がってくるシミもこの工程で除去します。
アタリやテカリが出ないよう、微妙な力加減でアイロンがけをします。
最後にたとう紙(畳紙:日本古来からある結髪の道具や和服などを保管する際に包むための紙)で和服を包装・梱包します。
京洗い(ドライクリーニング)では落ちない食べ物のシミなどが付いてしまった時や収納している間にシミや黄ばみが出てしまった場合はタカノのシミ抜き職人にご相談を!
着物の鮮やかさを保つ為には、着物をクリーニングに出していただいた後の収納環境が重要になります。
着物にとって最適な環境は、直射日光が当たらず、湿気が少ない場所です。
ただタンスにしまうのではなく、湿気に注意して、年に2回位は、陰干しをして湿気を取り除きましょう。直射日光に当てると、色あせや変色が起こってしまうので避けましょう。
また、着物を包む「たとう紙」を交換することやタンスに詰め込みすぎないことも大切です。
大切な着物を長くきれいに着るために、ぜひ一手間をかけてあげてください。